4/23 朝7時から “おしん”を、NHK BSで放映しているのに気付いた。
“おしん”は40年前のNHK連続ドラマで、明治末の山形の貧しい小作の娘“おしん”が苦労したあと、スーパーで成功した昭和40年ころまでの物語だ。
極寒の川での洗濯など、子供のころの“おしん”に、泣かされたのが、懐かしい。
(最上川での別れ、 気仙沼駅前の復興マンション)
バンコクにいたころ、スナックで店の女性3人がテレビの“おしん”を泣きながら見続け、相手にされなかったのも懐かしい。
土木工事の積算システム研修会があり、大津波と火災で壊滅した鹿折地区に行った。
町は、道路、土地が作り直され、4階建ての復興マンション(計400室)が立ち並んでいるのに驚いた。
また、気仙沼の駅前には、12階建ての高層マンションも2棟(250室)提供されている。
流されたボロ家、流された新築家、丘の上で無事だったボロ家など色々な被災者がいて、不満なのも多い筈だが、卑しく騒がない気仙沼市民は偉い。
80年前なら、娘の女郎屋売り、赤子の間引き、老人の飢死などあったろうが、豊かな国になったものだ。
足下に迫る東海・南海巨大地震では、被災者全員に復興住宅の提供は非現実だ。