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根府川ライフ


miniエネルギー情報(No.21) 世界の省エネポテンシャルと投資額

11/7 政府が2020年の温室効果ガス排出目標を、2005年比3.8%削減することをCOP19 (11/11 at ワルシャワ)で表明するとの新聞記事に驚いた。

2009年に民主・鳩山政権が無責任に、そもそも無理な「1990年比25%削減」を国際社会に表明し、今も輸出立国を忘れて再生可能エネルギーで大丈夫だと言う民主党に呆れる。

自民・安倍政権で見直したものだが、1990年比では3.1%増加のトリック。
原発稼働の目途も無く現実的だが、こんなに安易に国際公約が変えられるのに驚いた次第です。

省エネポテンシャルと省エネ投資額について、各国の比較のグラフを見付けた。
(2013.10日本エネルギー経済研究所報告資料)

日本は単位エネルギー消費を削減するのに必要な投資額が、中国の4.5倍、インドの3.4倍、米国でも2.3倍で、エネルギー消費量が少なく産業構造の変っている日本が、これ以上省エネ投資をしても効果が少なく国際競争力が更に無くなる。

世界的な見方からすれば、日本は開発途上国に省エネ技術を供与すべきで、インド、インドネシア、ミャンマーあたりが良さそうです。

仕事もせずに、こんなのを考えながら給与をもらうのは心苦しいが、世界のことを考えているからマアいいかと・・
by akiotakahashi | 2013-11-07 20:23 | エネルギーと環境 | Comments(4)
Commented by rollingwest at 2013-11-10 08:31
いつもながらの聡明な分析に感心です。宇宙人・鳩山の国賊ぶりはあちこちに傷を残していますね。それよりも中国の温暖化目標を厳しくさせる体制を取って世界的に糾弾してほしいものですべきで。PM2.5をまず何とかさせろ~!。
Commented by akitaka at 2013-11-10 13:43 x
RWさま:コメント有り難うございます。今の中国は、小生が社会人になった頃の公害蔓延の日本の姿です。エネルギーの7割以上が石炭なので、PMを下げるのは厳しそうです。
Commented by wasitaka at 2013-11-10 16:10
オマーンの経験から考えれば、中東の省エネポテンシャルは高いものの、これは主に家庭用のエアコンの消費電力が大きいのに対して、高効率エアコンを使わないのが主因です。
高効率エアコンに替えると、同じ電力で室内温度の低減が図れるので、消費電力が下がらないような気がするのですが、これはオマーンだけかもしれません。
Commented by akitaka at 2013-11-11 06:55 x
washitakaさま:専門家のコメント有り難うございます。中東は日本の1/3の投資で3倍のCO2削減が、安易に出来そうです。各国のエネルギー使用の研究が大切だと解りました。

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小田原市根府川で、ミカン畑を借りて、仲間と楽しんでいる。ミカンだけでなく、山・旅・グルメ・環境などを日記代わりに投稿します。
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