8/3 奈良・桜井“聖林寺”と京都・京田辺“普賢寺(観音寺)”の国宝十一面観音を拝観しました。
日本には数多の十一面観音があるが、国宝は7体だけで、最古の天平十一面観音(木心乾漆造)は聖林寺と普賢寺の2体だけ。
聖林寺仏は、フェロノサが驚愕絶賛したことで名高く、寺は大儲けでコンクリート造りの収納庫に安置されたのは趣がない。それでも重厚なお姿とお顔立ちは素晴らしく、好きな仏の一つです。
(桜井“聖林寺”の石垣:フェロノサが、ここから大和盆地を指し、「ここにどれ程の素封家がいるか知らないが、この仏さま一体に到底及ばない!」と言った。 聖林寺十一面観音, net写真より)
普賢寺に似たお姿の十一面観音があると新聞で読み、行きたいと念じていた。
参拝者もおらず、拝観を申し出ると住職が本殿の戸を開錠し、厨子を開いて直近で拝ませてくれた。賢そうな顔立ちと括れた流れるような体の線が素晴らしい。
(京田辺“普賢寺(観音寺)”本殿、 普賢寺十一面観音, net写真より)
後で反省したが、住職が400円と言うのを、お布施ですと珍しく1000円を渡すくらいの見事な仏像に感激。
初めて母の病院の付き添いをしたご利益でした。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・