7/19,20 珍しく千葉・八日市場の工場に日帰り出張があり、折角なので銚子で前泊して屏風ヶ浦、犬吠埼を散策しました。
<第一日目(7/19)>
銚子は、電車を下りると醤油の香りが漂う、また、古い商店が残る街です。
屏風ヶ浦方面への、銚子電鉄の車両はレトロな電車で、多くのマニアがカメラを構えている。
屏風ヶ浦は隆起した堆積地盤が波で浸食されて、海抜40mのしま模様の絶壁が10km続く海岸の景観は面白く、侵食された砂が流されて、九十九里浜の砂浜海岸になる。
(左より)醤油タンクを背景に銚子電鉄車両 風力発電も見える屏風ヶ浦遠景
海底層と関東ローム層の地層を日本のグランドキャニオン(馬鹿馬鹿しい)と地元では言っているが、長く続く屏風ヶ浦に沈む夕日が見事で見とれました。
魚を楽しみに小料理屋に入ったが、金目鯛煮付けが2500円なのであきらめ、イワシ、ヒラメ、ホッキの刺身で我慢した。それでも、イワシの鉄火巻きは逸品。
<第二日目(7/20)>
犬吠崎は本土で一番早い日の出が拝めるが、朝の4時は無理なので、朝食後にバスで灯台に行きました。
明治7年建設され今も現役の犬吠崎灯台99段を登ると、太平洋の眺望が素晴らしい。
涙無しに見られない「喜びも悲しみも幾歳月」での灯台守の苦労を思い起させます。(犬吠崎があったか忘れたが・・)
”星を数えて 波の音きいて 共に過ごした 幾歳月の 喜び悲しみ 目に浮かぶ 目に浮かぶ ”
地震で津波が起きたら何処に逃げるか、また、このまま流された方が家族社会のためか、と考えながら磯を歩いた。
犬吠崎の地盤は1.2億年前の白亜紀の堆積砂岩で、地殻変動で堆積層が傾いているのが良く解る地学の教材です。
(左より)傾いた地層に立つ犬吠埼灯台 犬吠埼の磯
昼は銚子駅前で、おまかせ刺身定食(1600円)を食べたが刺身も貧弱で残念。氷冷流通が進んだ世界では、都会のほうが安い魚貝が食べれるかと考えました。
午後は、まじめに仕事をこなし、久し振りに充実した2日間でした。
宿のテレビは、今は珍しい100円投入式で、昔はコイン落下式だったので、テレビを横に倒してみたのを、懐かしく思い出しました。