4/11 大神大社(三輪神社)の御神体三輪山に参拝登山をしました。
大神大社は、ご神体が山(三輪山、467m)なので、拝殿だけで神殿はない古代信仰パターンの日本最古の神社です。大神大社には神意により酒を醸った醸造所があり、酒の神として酒造家の参詣も多い。
また、万葉集にも詠われています。「三輪山をしかもかくすか雲だにも心あらなむ隠さふべしや(額田大女)」
三輪神社鳥居から大きな樹木が並ぶ参道を登り拝殿にたどり着く。巫女さんも桜を頭に飾って可愛いのが盛春を感じさせます。三輪神社前の杉もご神木で空洞に白蛇がいまし、何時も蛇の好きな卵と酒が供えられている。
大神大社拝殿 桜の被りの美人巫女 拝殿前のご神木杉(白蛇が住人)
三輪山頂上への参拝には、ご神水の湧きでる狭井神社で入山許可の鈴つき襷をもらい、木々に覆われ脇に水の流れる山道を進みます。山にある岩石草木山川全てが神様で崇拝されているので、石もしめ縄で飾られています。
三輪山にはいくつもの磐座(イワクラ、石の腰掛)があり、石に神々が天降り居られる場所として祀られています。山頂には大きな石が無秩序に散らばる奥津磐座(オキツイワクラ)があり、多くの神々が集まって雑談している姿が想像される。
(左)三輪山参拝証タスキ (中)秀麗な姿の三輪山
(右)久延彦神社からの眺望:右から 三輪神社大鳥居、畝傍山、耳無山、香久山
三輪神社から「山辺の道」沿いにある久延彦(クエヒコ)神社から大和の里、大和三山が一望でき一見の価値があります。
久延彦(クエヒコ)神社は、「古事記」に”知恵が優れ動かずとも天下のことをすべて知っている”とされている久延毘沙門古命が祀られ、知恵・知識・学業成就の神様です。記憶力の維持とボケ防止を念入りにお願いしました。
近くの子安地蔵寺に「ぼけ封じ地蔵」があるのに気付き、これまでの社には10円のお賽銭を投げていたが、この地蔵尊だけは特別に100円に増額した。
知恵の神様久延彦神社 ぼけ封じ地蔵尊 三輪山と田起し作業
春の日差しの中、麓の田では、田起こしが始まっており、田植も近いと思わせました。