11/3 上野国立博物館「大琳派展」に行きました。
洗練された琳派の絵画、工芸品、書は見事なものですが、約100年毎の「風神雷神図」(俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一/鈴木其一の4品が一堂に会する迫力に圧倒された。
基本構成は同じでも配置、配色、筋肉、目、爪、太鼓、雲の夫々微妙な違いを見つけるのも間違い探しのようでもあり、各作者の意思の違いを見るようでもあり、久し振りに良いものを鑑賞できて満足しました。
左上より俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一の「雷神」
さて、帰りに東洋館の常設展示物の仏像を見て驚いた。22年前にタイ・バンコクの製油所の技術支援をしていたときに、オリエンタルホテルの骨董店で
地方の美術館から流れてきたとの言葉を信じて購入した仏頭とほぼ同じものがあるではないか(写真は撮れない)! 歴史的には13世紀スコータイ朝または15世紀アユタヤ朝のものだと確信し、自分の審美眼(心眼)に自画自賛。
タイ国政府の重要文化財返還要請に応じて、プミポン国王からお褒めの言葉をもらえるかと夢想している。
アユタヤ朝時代期待の仏頭 スコータイ朝仏頭(世界史研究・山川出版) (頭は同じでも鼻とあごの感じがスコータイ朝時代と違うか?)