10/1 NHK教育『こころの時代(日曜5時) “しゃあない”を生きぬく・建築家安藤忠雄』が、実に面白かった。
不自由、不遇、病気などを、「しゃあない」と割り切り、努力し工夫をする生き方に共鳴した。
地震、水害、原発、過労死、いじめ死、セクハラで、支援、補償、慰謝料の”タヨリとタカリ”の風潮に呆れる。
安藤(S15大阪)は、戦後に資産没収となった祖父母に貧困の中を育てらた。
(右:独立し建て直した間口2間の住まい)
装飾のアルバイトをしながら、独学で、世界的建築家になった。
淀川が決壊しそうでも、運命なら “しゃあない”と、避難しない祖母だった。
安藤も影響を受け、仕事が報われなくても、失敗しても、精一杯努力したのだから、“しゃあない”とする。
また、“お金を大切に使う”ことも教えられ、吝嗇で金を貯めるのでなく、“自分の知識、文化度を高める自己投資の金”は惜しまない。
今更、自己投資は意味なく、自分の楽みだけに使うのも“しゃあない”。
一方、稼いだ金が、すべて家内のものになるのは、“しゃあない”では済まない。