6/14 金沢文庫博物館の「平成大修理記念、日向薬師―秘仏鉈彫本尊開帳」展に出掛けました。
新聞の美術案内で、「日向薬師―本尊開帳」が、最終日だと気付いた。
伊勢原の日向薬師・宝城坊が解体修理中で、鉈彫(ノミ目を残した彫かた)の秘仏・日向薬師如来と日光/月光菩薩が開帳されていて、拝観できる最後のチャンス。
敬老100円の入館料なので、見学者は老人ばかりで、大きな声で話すのが不快だが、薬師如来仏のキリリとした顔立ちと、鉈彫の納衣が素晴らしい。
(神奈川県立金沢文庫、 称名寺庭園)
金沢文庫は、鎌倉時代に北条実時が六浦荘金沢の邸宅内に造った武家の文庫で、東の正倉院と言われる。
隣接する金沢北条氏菩提寺の称名寺は、金堂前の木造アーチ橋で大きな池を渡る浄土庭園が、洒落ている。
池の畔には、絵を描く老人が多く、良き趣味を持つ人が羨ましい。
芸術的センスと運動センスは、いくら努力しても意味が無いのが、残念です。今さら努力しても意味はないが・・・