4/29-5/1 霧ヶ峰と小諸・上田・青木の中山道、北国街道(東山道)の史跡を、蓼科を拠点に歩きました。
1. 霧ヶ峰 (4/29)
初夏の日差しだが、雪が残っている霧ヶ峰、車山を見ながらコーヒーを飲むのを楽しみにしている。
八島湿原のザゼンソウを期待したが、湿原一面は冬枯れで緑が無いのは、冬の厳しさを物語る。
それでも、新芽が少し膨らみ漸く春を迎えているのが解るのが嬉しい。
2. 信濃旧街道 (4/30)
1) 小諸・釈尊寺(布引観音)
西行が3年間修業した千曲川に面する鎌倉時代の創建の古寺で、断崖に舞台造りの観音堂がある。
険しい参道を20分登ると、20m、8本の柱に支えられた絶壁岩に張り付く舞台造りの観音堂が現れる。
舞台からの眺めは良いが、床が朽ち隙間があり少し危ないが、見応えがあります。(右:観音堂内)
2) 青木村・大法寺の国宝三重塔(見返りの塔)
天平年間に開創の古刹で、見返るほど美しい三重塔は、国宝に指定されている。
全国に国宝の三重塔・五重塔が13塔あるが、田舎の信州に別所・安楽寺の八角三重塔と2塔あるのは、都を結ぶ古代街道が栄えた証です。
3) 青木村・修那羅峠の安宮神社の860体石仏群
峠の駐車場から、急な尾根道を25分登って、安宮神社に辿り着く。
境内の小路に860体の石仏、石神が散在し、素朴な姿が神仏混淆の土着信仰の名残があり一見の価値はある。
5/1 直帰したが、車を運転し、更に参道を登るのは体力の限界を超え、見納めの信濃路の史跡でした。