12/19 奈良の実家で、布団の下に絹の袋に入った春画集があるのを見つけた。
父は、生真面目で聖人君子だったので、コッソリ見たとは考えられず、母が嫁入り前に祖母から手渡されたのではと推測した。昭和中期までの女性は、このようなもので教えられたかと想像すると面白い。
高校生のころに、医学啓蒙書「性生活の知恵」がベストセラーになり、本屋で立ち読みしようと探したのが、懐かしい。
あるのも忘れているだろうし、研究のためにリュックに忍ばせた。
手描きと版画で3冊の経折りになっており、全部で33枚あり、極細の筆で毛の1本まで書いているのが見事。
既に涸れて役にも立たないが、骨董価値がいくらか知りたいところです。
江戸時代の浮世絵師が、副業で春画を描いており、有名になる前の写楽、北斎、歌麿、広重らの作で、重要文化財級、1枚30万円として全部で1000万円かと夢が膨らむ。