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根府川ライフ


五木寛之「下山の思想」

2/8 朝のNHKで五木寛之「下山の思想」がベストセラーになっていると紹介していた。既に下山した人生だが、話しのネタに買った。

日本は敗戦のドン底からから見事登頂(成長期)したが、今は下山の途中(成熟期)であり、2度目の敗戦を震災、少子高齢化の病人大国の中にいる。

心豊かに明るく生きるために、希望のある考え方、生き方をエッセイ風に書いている。

「日は堂々と西へ沈む」、「下山で目指すのは山頂でなくスタート地点だ!」とは、さすが五木の名文句です。

東北地震での再生スタートは大変だが、失業保険の延長、仮設住宅の不満などの過大な要求を見て、何でも国に頼る安易な思想が蔓延していると考える。

”Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.” のケネディの名演説を思い出す。

家内からは、「下山せずに死ぬまで稜線を歩き続けろ!」と指南を受けました。
by akiotakahashi | 2012-02-08 21:56 | 趣味(寺、仏像他) | Comments(7)
Commented by masaok15 at 2012-02-09 15:29
五木寛之の本は結構多く読んでいます。小説もさることながら、特に旅と仏教に関してはかなり造詣が深いように思います。
旅の達人である五木氏が山をどの程度やっていたのかは知りませんが、「下山」という言葉のもつ重みは、かなり難しい登山をしていないと本当には分からないものです。・・・そんな訳で、実は「下山の思想」というタイトルに魅かれて、先日本屋で立ち読みをしました。期待した内容ではなかったので私は買いませんでしたが。
Commented by akiotakahashi at 2012-02-09 20:24
masaoさま:成功し登りつめた人の下山は良いが、失意の下山、こき使われた後の下山、これから登山中のワーキングプアーの若者の下山の見方、思いなどを考えると複雑な気がします。未来あるべき若者には意味のない不評の本だろうと思いました。
Commented by rollingwest at 2012-02-10 06:40
山の事故は下山の時に起きやすいと言われますので、心穏やかに注意を払いながら自分のペースで下り、終点に近づく必要があるのでしょうね。
Commented by wasitaka at 2012-02-10 17:25
私もケネディのその言葉は肝に銘じています。またラグビーで言われている「All for one, one for all」という言葉も好きです。そして私もakitakaさん同様に、稜線を歩き続けることになるのでしょう。
Commented by akiotakahashi at 2012-02-10 20:50
RWさま:何時まで経っても気が短く、心穏やかに過ごせないのには自己嫌悪です。ますます頑固になりつつあります。

washitakaさま:蟻の生活をしたご老人が少ない年金でささやかに暮らすのに対し、キリギリスの生活で遊んだのが、同等以上の生活保護費で車を乗り回し、医療費無料などの恩恵を受ける矛盾に怒っています。All for oneもメンバー次第です。稜線を歩き続ける蟻です。
Commented by alkinist at 2012-02-13 08:53
膝を痛めて分かったこと(これこそ痛感ですが)山の下りは登り以上に辛いことでした。かといって別の著者によるベストセラー「坂の上の坂」というのも慢性腰痛の身には酷なものがあります。早春か晩秋に湖畔を散策して瀟洒なコテージに戻り好きな酒を少量たしなむ・・・傍らには口数少ない小粋な女性・・・うたた寝した私にそっとブランケットをかける。枯れきれない私の白昼夢でした。
Commented by akiotakahashi at 2012-02-14 05:33
alkinistさま:「坂の上の坂」のとおり死ぬまで登り続づけて、一気に滑落するのがが現実でしょうか。それでも、女子高生の膝枕で耳かきしてもらう夢を見るのが生き甲斐でしょうか。

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小田原市根府川で、ミカン畑を借りて、仲間と楽しんでいる。ミカンだけでなく、山・旅・グルメ・環境などを日記代わりに投稿します。
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