根府川ライフ


山本作兵衛の画文集「炭鉱に生きる」

10/10 ユネスコ“世界記憶遺産”に登録(2011.5)された山本作兵衛の画集を探していたが、新装版(昭和42年初版、講談社)を見つけた。

明治25年生まれ、7歳の炭鉱手伝いから、50年以上炭鉱夫をして、子孫の語り草にと66歳から炭坑生活の絵を画き始めた。

昔を思い浮かべながら、緻細な600点の絵画と日記を残した記憶力と文章力には、驚くばかりです。

山本作兵衛画文集「炭坑に生きる」カバー、 女性の炭函(小型トロッコ)作業


明治から戦中、閉山までの炭坑生活、採炭設備が、説明文付きで生々しく描かれ、貧しく飢えを凌ぐために家族全員で働いていた時代が良く解る。

特に、女性が、採掘、スラ曳きなどの力仕事をやり、ボロ長屋に帰れば家事(旦那は酒博打)をしていたのに感心し、今の奥さん連中に是非とも読ませたい。

(女性のスラ(函ソリ)曳き運び、 坑内のテボ(背負い籠)運び、  選炭(赤ちゃんおんぶ):写真はネットより)


”親の因果が子にまで報い 長い坑道でスラをひく”、”七つ八つからカンテラ提げて 坑内下がるも親の罰”
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by akiotakahashi | 2011-10-10 22:58 | 趣味(骨董、美術) | Comments(2)
Commented by rollingwest at 2011-10-13 06:10
アキタカ
「蟹工船」などのプロレタリア文学などを読むと、明治・大正・昭和初期まで資本家搾取のもとで過酷な労働を強いられた飯場・蛸部屋など我々が想像もできない人権無視の地獄生活があったんでしょうね。
Commented by akitaka at 2011-10-13 21:10 x
RWさま:明治から昭和初期までは、悲惨な炭鉱作業だったことがよく解りました。働かなくても生活保護、また、地震、津波にあっても、仮設住宅、食料が支給される夢の社会になりました。

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小田原・根府川にミカン畑を借り仲間と楽しんでいる。ミカン作業、登山、趣味など紹介
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