5/6-13 中国江南地方(蘇州、無錫、杭州など)8日間ツアーに行きました。
学生時代の友人と行く予定だったが、不都合で仕方なく家内と同伴した。
江南地方(揚子江デルタ地帯)は、隋代からの運河で栄えた古い街並が残り、三国志の舞台、明代の庭園などで知られる。
① 蘇州・杭州・無錫の水郷運河
古い瓦屋根、レンガと漆喰の家屋と水路を行き交う小船の風景は、水墨画のようで美しく、また、町並みは、当時の生活ぶりを思い起こさせてくれる。同じような場所を6ヵ所も廻ったので、少し飽き気味。
(水郷風景、 古民家での糸紡ぎ風景)
② 蘇州・寒山寺
張継の「楓橋夜泊」
(月落ち烏啼きて霜天に満つ 江楓漁火愁眠に対す 姑蘇城外寒山寺 夜半の鐘声客船に到る)の寒山寺鐘堂の1500年鳴り続けた鐘声を聴き、ご利益がありそうな気分。
③ 杭州・西湖
風光明媚で、白楽天など多くの漢詩の舞台となった西湖も、杭州の高層ビルが背景となり、少し興醒め。
④ 上海万博会場
中国館は、5月末まで開館されており、地方から来た農民団体で大賑わい。映像を工夫した展示は、まあまあの出来か。
(寒山寺鐘堂前の聴鐘石、 上海万博会場入口)
⑤ 買い物ツアー
格安ツアーなので、観光よりシルク小物、淡水真珠、お茶、天然ゴム枕、シルク布団、工芸品、紹興酒、刺繍、筆、書画などのみやげ物店巡りに、旅行会社は重点があります。
無駄な買い物をしない誓いで臨んだが、相手の方が遥かに上で、シルク布団、枕の大物から、真珠クリーム(20ヶ)、真珠飾り、シルク刺繍の小物まで買い込む羽目になった。
(お茶販売の熱演、 布団店(ツアー客全員がベッドに寝る姿は異様)、 淡水真珠貝の解体)
蘇州、無錫、杭州は工業化が著しい中国沿海部で、広く整備された道路、高層マンションが林立する街の姿を見て、中国のエネルギーに改めて恐れ入った次第です。