根府川ライフ


奈良国立博物館「大遣唐使展」

5/1 奈良国立博物館「遣唐使展」に行きました。

遣唐使は唐の文化を吸収するために、20回(通説)、607年から300年に亘り決死の覚悟で4000人ほど渡海したそうです。

展示では、薬師寺国宝「聖観音菩薩像」のモデルとされる、米国ペンシルバニア大学「聖観音菩薩像」の初めての共演が目玉で、実に素晴らしい。

 (左:唐代石仏、ペンシルバニア大、 右:白鳳金銅仏、薬師寺, 博物館ホームページより)


また、ボストン美術館の平安絵巻の傑作「吉備真備入唐絵巻」の里帰りも値打ち。
(真備が唐に着いた場面、Photograph Museum of Fine Arts, Boston)

国宝「行賀坐像」(興福寺、右)は、井上靖の短編「僧行賀の涙」を思い起こし、遣唐使で渡った僧、学生、職人も成功、失敗、挫折と様々な生き様だったろうと考えた。

全260点の内41点が国宝の充実した中味で、真面目に見たので疲れました。

平城京跡に太極殿が復元され、4/24公開されても興味は無かったが、奈良駅から無料バスがあると知り立ち寄りました。

間口80mの巨大建築で立派だが、本当にこんなに天井の高い建築技術だったか、2階建てだったかと少し怪しんだ。馬鹿広い敷地でも大阪万博を思い起こさせる人混みは、日本人の気質を表しています。

(左より:太極殿、 太極殿内部の玉座、 復元遣唐使船/上の絵巻に似る)


f0193510_1424210.jpg遣唐使船も復元(長さ30m)され、こんな船に100人乗って唐僧、経典、工芸品、宝を積んで沈んだこともあったかと、感慨深い。

”せんとくん”がいたので記念撮影をしました。当初はグロテスクと評判が悪かったが、傍に居ると可愛いものです。
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by akiotakahashi | 2010-05-02 22:18 | 趣味(骨董、美術) | Comments(6)
Commented by wasitaka at 2010-05-03 06:45
奈良旅行は我が家の宿題の一つですが、先日は高野山を優先させてしまいました。いずれにしても1泊2日では不足ですから、2~3泊と考えており、ペットの預け先と私の仕事の込み具合が決定要因となっています。
ところで遣唐使は実にチャレンジングなことでしたが、これが日本文化の礎を作ったわけで、素晴らしい事業でしたね。一方、明治維新後に近代日本を確立させるために、岩倉具視を団長として派遣した欧米使節団の世界1周回覧事業も快挙です。遣唐使船を少々大きくしたような船だったのではないでしょうか。
しかも大久保利通は明治天皇の書類を入手するために、太平洋を更に1往復したのですから凄いものです。
Commented by akiotakahashi at 2010-05-04 00:58
washitakaさま:重要人物が2年も日本を留守にするおおらかな時代で岩倉使節団も面白そうですね。お忙しき中の家庭サービスツアーも快挙です。
Commented by rollingwest at 2010-05-04 06:14
5月2日に食山人様と北陸の「笈ケ岳」から無事下山しました。
その後、小生は柏崎帰省するので途中で高岡・伏木の名所を訪ねてきました。そうしたら高岡が奈良・万葉にゆかりが深かったのでビックリでした。当地は、大伴家持が越中国府に赴任した場所で、万葉記念館がありました。家持の歌や遣唐使船・正倉院の品々(模造品ですが)などが多く展示されており、奈良ブームに沸いている1300年の節目にまた一つの縁を感じました。
Commented by akiotakahashi at 2010-05-05 01:06
RWさま:連休の登山はさすがパリパリの現役です。今年の連休は全国的に通しで好天で何よりでした。
高岡に万葉記念館があるとは、大伴家持の歌が相当ありそうですね。
Commented by masaok15 at 2010-05-06 09:03
奈良国立博物館で開催している「遣唐使展」には興味があります。何時までやっているのか分かりませんが、奈良には暫く訪れていませんのでぜひ行ってみたいと思います。
Commented by akiotakahashi at 2010-05-06 22:33
masaoさま:遣唐使展は6/20までの会期です。なかなか充実していましたのでお薦めです。

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小田原・根府川にミカン畑を借り仲間と楽しんでいる。ミカン作業、登山、趣味など紹介
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