根府川ライフ


長谷川等伯展 (東京国立博物館)

3/12 NHK「日曜美術館」、「歴史秘話ヒストリア」で紹介があり面白そうだったので、東京国立博物館「没後400年・長谷川等伯展」に行きました。

長谷川等伯(桃山時代、1539~1610、72歳没)の豪華な桃山絵画、仏画、肖像画、花鳥画、水墨画の幅広い作品群(国宝3件、78作)に驚いた。

能登七尾から33才で上洛し、室町時代から狩野一門の牙城だった京都画壇に、ツテもなく道場破りの如く単身乗り込み、秀吉、利休らに重用され京都の名刹に数多く揮毫した真の実力派。

驚いたのは高さ10mの巨大な「仏涅槃図」(京都・本法寺蔵)で、京都の大名、寺院に売込むために宮中で披露したというから、この時代も営業は大変だった。 (左図)

雪舟の後継者を自認し 「雪舟五代」と書いて狩野派の怒りを買い、狩野絵師軍団と激しい受注競争をした。仙洞御所障壁画の注文(1590年)を狩野永徳の妨害工作で取り消されたこともある。
(右図:国宝「楓図壁貼付」京都・智積院蔵)

ドロドロした凄い画壇の中で生き延びたが、画才のあった長男に先立たれ(長谷川派の勢力伸長を恐れた狩野派による暗殺と言われている)晩年は不幸だった。

水墨画の最高峰・「松林図屏風」(東京国立博物館)


等伯は墨絵の手長猿しか知りませんでしたが、国宝・「松林図屏風」は、墨の濃淡と粗速の筆のタッチだけで、霞に包まれた松林の情景が表現され日本の水墨画の最高峰とされる。(東京国立博物館解説) そう言われて観ると、立体的なぼやけた描き方は優れているようにも。

入館料1500円でも勤務帰りの入場者(金曜日は20:00閉館)が多く、日本もに文化的になったかと思いました。 (2週間で入場者10万人突破)
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by akiotakahashi | 2010-03-12 20:27 | 趣味(骨董、美術) | Comments(4)
Commented by wasitaka at 2010-03-13 00:31
私も文化的な活動に参加したいのですが、どうも生々しい世界中心になっています。大兄のブログを通じて、もう少し余裕を持つように心がけるようにしよう、と教えていただいております。
Commented by akiotakahashi at 2010-03-13 04:23
washiitakaさま:元気で気力充分なので、エネルギー分野の国際貢献、恩返しができるならボケ防止にも一番いいです。家庭内外でストレスが溜まるから、展覧会に行こうかと思ったりします。
Commented by rollingwest at 2010-03-13 20:59
アキタカ様、マサオ様にはいつも先行して展覧会や映画の記事を提供していただき参考になります。ローマ展に続いてこちらの美術展も鑑賞したくなりました。
Commented by akitaka at 2010-03-15 20:19 x
RWさま:美術館は好きですが、入場料1500円は高いと何時も思っています。子供手当て、高校無料化に加えて、文化的補助を民主政権に期待したいです。

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